MonaCoinをプールマイニングする
MacでもMonaCoinがマイニングできると聞き、さっそく試して見ました。不思議な魅力がありますからねモナコイン。今回はMacminiでMonaCoinのプールマイニングするまでをまとめていきます。
まず環境としてHomebrewがインストールされてることとします。
まだの場合は、下の記事を参考にしてください。
http://www.kyulene.com/2017/08/10/post-736
cpuminer-multi の準備
まず、自分のMacminiの環境はこんなでした。
必要なものをHomebrewを使ってインストールしていきます。
♦︎curlのインストール
念のため、インストール後に、このcurlのパスを通し直しておく。
バージョンの部分(ピンクの数字)は、各自のバージョンにして下さい。
「ls /usr/local/Cellar/curl/」でバージョンの確認ができると思います。
$ source ~/.bash_profile
確認して見ます。
↓
/usr/local/Cellar/curl/7.57.0/bin/curl とでたのでOK
♦︎janssonのインストール
次の、php56-pthreadsのインストールの前に
次のコマンドを実行した。
参考サイト:http://takemaru123.hatenablog.jp/entry/2014/11/27/224037
♦︎php56-pthreadsのインストール
この時、インストールされたもの
autoconf
libpng
freetype
gettext
icu4c
jpeg
libxml2
libtool
unixodbc
readline
openssl
php56
homebrew/php/php56-pthreads
♦︎automakeのインストール
♦︎zlibのインストール
ここで、opensslについて確認する
↓
/usr/bin/openssl これは標準のopenssl
さっき、一緒にインストールされたopensslのパスを通す
バージョンの部分(ピンクの数字)は、各自のバージョンにして下さい。
「ls /usr/local/Cellar/openssl/」でバージョンの確認ができると思います。
$ source ~/.bash_profile
再度確認
↓
/usr/local/Cellar/openssl/1.0.2m/bin/openssl 無事に変更できた。
いよいよcpuminer-multiのビルド
♦︎ソースコードをダウンロード
cpuminer-multiホルダに移動
次のコマンドを順番に実行します
Macで、この方法が大丈夫なのか不安もありますが・・・
♦︎ほんの少し前までビルドできた手順
$ ./nomacro.pl
$ ./configure CFLAGS="-march=native" --with-crypto --with-curl
$ perl -p -i -e "s/#if \(WINDOWS\)/#define ASM 0\n#if (WINDOWS)/g" algo/neoscrypt.c
$ make
参考サイト:https://bitcointalk.org/index.php?topic=841401.msg13025434#msg13025434
♦︎♦︎現在の自分の環境でビルドできた手順
$ ./autogen.sh
$ ./nomacro.pl
$ ./configure --disable-assembly CFLAGS="-Ofast -march=native" --with-crypto --with-curl
$ make
参考サイト:
http://www.neko.ne.jp/~freewing/raspberry_pi/orange_pi_pc2_bitcoin_mining_cpuminer/
ちなみに自分の環境では、warningが4つ。
一応?無事に「cpuminer」が出来上がりました。...汗
MonaCoinをマイニングする
♦︎ウォレットを作成する
・Monacoin wallet
Monacoin walletの同期をします。初めての起動ならば、多少時間がかかります。
同期中でも「入金タブ」→「支払いをリクエストする」で受け取り用アドレスは作成できます。
しばらく時間が経って、同期が終了すると下のようになります。
♦︎マイニングプールのアカウント登録する
・VIPpool など
登録できたら、アカウント→アカウント編集で
払い出し先アドレスに、先ほど作成したウォレットの受け取りアドレスをコペピして更新します。
♦︎マイニングプールに新しいワーカーを追加する
続いて、アカウント→ワーカーで
新しいワーカーの追加でワーカーを作成します。
このワーカー名とパスワードは、後の設定ファイルでも使います。
設定ファイル(monacoin.jsonファイル)を作成します。
先ほどビルドした cpuminer-multi ホルダ内に、
「monacoin.json」という名前のテキストファイルを作成し、
下のように記述します。
拡張子は、「.json」です。
実行時にエラーとなることがあります。
なので、上部メニューの「編集」→「自動置換」の項目のうち
画像のように二箇所のチェックを外して記述したほうがいいと思います。
userには、プールでのユーザー名と、作成したワーカーの名前をピリオド「.」で繋ぎます。
passには、ワーカーのパスワード
threadsには、使用するCPUのスレッド数
(自分の場合、最大で4可能なので、3にしてます)
VIPpool での例
"api-bind": "127.0.0.1:4048",
"url": "stratum+tcp://vippool.net:8888",
"user": "ユーザー名.ワーカー名",
"pass": "パスワード",
"algo": "lyra2rev2",
"threads": 3
}
そして、ターミナルに次のコマンド入力して
(cpuminer-multiホルダに移動→マイニング開始)
$ ./cpuminer --config monacoin.json
設定に問題なければ、しばらく見守っていると・・・
yes!
yes!
yes!
が表示されればマイニング成功です!お疲れさまでした〜
プールのほうでも、時間をおいて見てみると少ないながらも掘れていました。
ちなみに、マイニング終了したいとき
↓
マイニングしてるターミナルウィンドウに以下を入力
「controlキー + C」
非力なMacminiなので、採算は合いませんが、自分のモナコインを採掘できた嬉しさはありますね。どのくらいマイニングしたら1モナになるのかは、考えないようにします。
CPUに負担がかかります
CPUでマイニングするため、それなりに負担がかかります。
熱もでますので、心配な方はスレッド数を減らすなど
調整してみてください。あくまでもマイニングは自己責任で楽しみましょう♪
異なるビルド手順のマイニング比較
少し前にビルドできた手順で作った「cpuminer-multi」と。
そんで、今の環境でビルドした「cpuminer-multi」・・・。
この二つの手順違いで生まれた「cpuminer-multi」の
プールマイニングを両者とも二時間行い、比較をしてみました。
まずは、
< 以前ビルドした、cpuminer-multi・・兄 >
兄よりすぐれた弟なぞ存在しねぇ!!
< 今回ビルドした、cpuminer-multi・・弟 >
ごめんよ、兄さん。
むむむ・・数字では弟が上か?
プールの方ではどうかというと・・
< 以前ビルドした、cpuminer-multi・・兄 >
あ、兄よりすぐれた弟なぞ存在しねぇ!! しゅぱぱぱぱっ!
< 今回ビルドした、cpuminer-multi・・弟 >
ほんとにごめん・・。
プールマイニングなのでタイミングとか時間帯での影響もあると思うけど
概ね、今の環境でビルドできた 「cpuminer-multi」・・弟 のほうが掘れてる雰囲気でした。
今後また、ビルド違いのものが生まれることあれば比較したいと思います。
ソロマイニングはこちらの記事に書いてます。