Monacoinをソロマイニングする環境作り
うちのMacminiでは、採掘作業は稼働しましたが、非力なためソロで報酬を得るまでは至ってません。あくまでもソロマイニングできるまでの環境づくりが記事の内容になります。
少し前に、MacでMonacoinをプールマイニングする記事を書きましたが、今回はプールではなくソロマイニングする環境を作っていこうと思います。本来はGPUでマイニングしたいのでsgminer使いたかったのですが、なぜかうまく行きませんでした。なのでcpuではありますが、手順を忘れないためにまとめときます。
大まかに環境を書いておきますと・・
・cpuminer-multi
・Monacoin wallet (同期済み)(受け取り用アドレス作成済み)
・Macmini (mid 2011)
プロセッサ 2.5GHz Intel Core i5
メモリ 16GB 1333 MHz DDR3
グラフィックス AMD Radeon HD 6630M 256MB
macOS Sierra 10.12.6
cpuminer-multiのビルド手順は、プールマイニングの記事に書いてあります。
自分のMacminiの環境では、以前のMonacoin walletでは同期すらできませんでしたが、いまのバージョン(Monacoin Core 0.14.2)では、高速に同期できるようになりました。嬉しですね。
公式Monacoin walletはこちらから
自分のネットワーク環境を確認
必要な設定ファイルを作成する前に、現状の自分のネットワーク環境を確認します。システム環境設定→ネットワークを開く。
自分の場合はこんなでした↓(起動するたびにアドレス変わる環境の場合は、固定した方が楽かもしれません。自分は固定せずDHCPサーバーを使用のままでも採掘してる感じ)
monacoin.confファイルを作成する
テキストエディットで新規書類を作成。下のように記述しました。userとpassは、好きなものに変えてください。rpcallowipの一つに、ネットワークで調べたアドレスを考慮して記述。
rpcpassword=pass
rpcallowip=192.168.11.1/255.255.255.0
rpcallowip=127.0.0.1
rpcport=4444
daemon=1
server=1
gen=0
拡張子が、「.conf」になっていない場合は、余分な拡張子を削除して、confファルに変更します。
↓
↓
作成したmonacoin.confファイルを
ユーザー→ライブラリ→Application Support→Monacoin のなかに移動。自分はエイリアスを作って修正しやすくしてます。
cpuminer-multi用の設定ファイルの記述
標準のテキストエディットで「 -- 」が自動変換によって「 - 」になってしまい、
実行時にエラーとなることがあります。
なので、上部メニューの「編集」→「自動置換」の項目のうち
画像のように二箇所のチェックを外して記述したほうがいいと思います。
自分の場合は下のように記述しました。IPアドレスは、ネットワークで調べたアドレス。userとpassは、monacoin.confで記述したものと同じもの。--coinbase-addr=には、Monacoin ウォレットの受け取りアドレスを記入。最後の -t には、使用するCPUのスレッド数。自分の場合は、最高4まで使えますが、採掘しながらブログ書いたりするので3にしてます。IPアドレスが変わる環境の場合は、このファイルのIPを変更してマイニングします。
いよいよソロマイニング!
手順としては
・Monacoin Walletをserverオプションを付けて起動する
・ターミナルから新規ウィンドウを開き、cpuminer-multiでマインング開始
ターミナルで上のように記述し、Monacoin Walletを起動します。※アプリケーション内にインストールされてる場合(confファイルが正しいホルダに入れてあれば、普通に起動してもできるかも?)
続いて、新しいターミナルウィンドウを開き、先ほど記述した設定ファイルを使いcpuminer-multiでマイニング開始します。walletと起動に使ったターミナルのウィンドウは開いたままにします。
画像のような感じだと、採掘作業しているようです。
Macminiの非力CPUでのソロマイニングなので、百年経っても採掘できないと思うので、今回はソロマイニングの環境づくりをするところまでの記事にします。Mac用のGPUマイナーがビルド成功したり、もっとパワーのあるマシンに買い替えたりしたら、追記したいと思います。